札幌発のガールズアイドルユニット・ミルクス本物と、大学生などの若者を中心に、札幌市のまちづくり活動を促進するため、様々なイベントを企画運営する札幌市まちづくり若者実行委員会の代表・石野洋輝さん、副代表・高道詩緒さんによる対談。
札幌市の若者のまちづくり参加促進大使を務めるミルクス本物が、実行委員会の活動内容や、企画しているイベント、そして札幌市のまちづくりに関して考える。
コロナ禍の大学生の現状について
今日は札幌市まちづくり若者実行委員会のお二人にきていただきました!
色々とお話を伺いたいと思います!よろしくお願いします!
よろしくお願いします!
よろしくお願いします!
早速ですが、コロナ禍の大学生の現状として、実際にはどのようなものがありますか?
私はボランティアサークルに所属しているんですけど、もともと予定していた活動が延期したりできなくなってしまったりということが多くて、活動の幅が狭まっていることが問題かなと思います。
あと、大学で知り合いとかも増えるかなって思っていたんですけど、対面授業も少なくて知り合いもできず、高校の時の友達と遊びに行くっていうのが現状で、大学に知り合いが少ないなぁっていう風に感じます。
私も同じで、高校生の時に思い描いていた大学生活とはちょっと違うなっていうのが正直なところですね。これまでサークルの活動として、ボランティアのまちづくり活動をしてきたんですけど、それもコロナの影響で現在の一年生、二年生はこれまでの先輩方のような活動ができていないという状況です。
例えば、ゴミ拾いの活動をしますっていう時に、直前になってコロナの影響で中止になるということが何度も続いていて、コロナ禍で厳しいことはあるかなと思います。その時に、札幌市まちづくり若者実行委員会のチラシを見つけて参加を決めました。
先程お二人は大学二年生と伺ったのですが、コロナ禍に入ってすぐ入学ということですよね?
いろんな不安とかもあったと思うのですが、実際にサークル活動も上手くいかない中で、悩んでいることとか、もっとこうしていきたいっていうことはありますか?
入学当初の時はオンライン授業だったので、友達も全然できなくて、ずっと一人でパソコンに向かっているという状況だったのですが、今はなんとか友達もできてきて、最初に比べると楽しく過ごせています。
やっぱり友達の存在が一番大きいと思うので、そこが少し不安だったということはありますね。
私も短期大学に通っていたので、二年生の丸一年がオンライン授業だったりだとか、学校祭もなくなってしまったりという経験をしているので、辛さはすごくわかります。
私も高校に入ってすぐにコロナ禍になってしまったのでお二人の気持ちはすごいわかります。
入学してすぐこのような状況だと、やる気を持って挑もうと思っていたこともできなくなってしまうことが多くて、妥協した感じでこの二年間過ごしてきたっていう感じはあるかなと思います。
札幌市まちづくり若者実行委員会とは?
札幌市まちづくり若者実行委員会とはどのような委員会ですか?
一言で言うと、「札幌市のまちづくりを若者が主体となって進めていく委員会」です。まちづくりにはハード面とソフト面があると思うんですけど、主にソフト面のまちづくりを進めていきます。ソフト面のまちづくりというのは「地域まちづくり」ということを指します。地域まちづくりを行っているのが町内会だったり自治会ですので、それらの活動をイメージしていただければと思います。
例えば、ゴミステーションの清掃だったりとか、小学生の登下校時にボランティアの見回り、あとは今はコロナの影響でできませんが、夏祭りとか盆踊りといったことも地域まちづくりの活動です。札幌市まちづくり若者実行委員会では、将来、同世代や私達の下の世代が地域まちづくりにスムーズに入り込んでいけるように、まちづくり活動の体験機会を創出しております。
先程チラシを見て魅力を感じて入りたいと思ったと仰っていたのですが、具体的にはどのようなことに魅力を感じたのですか?
正直なところ(大学で)友達がいないっていうのがあったので。(笑)
その団体の中で友達や交友関係を広げていきたいって思ったのですね!
そうですね。当然まちづくりというものにも興味があったので入ってみようと思ったのですけど、一番は人と関わる機会が欲しかったっていうところですね。
確かにオンライン授業でパソコン越しでしかあったことのない友達がきっとたくさんいる学年だと思うので、そういう中でこのような団体に所属して、一緒に目標に向かって頑張る仲間ができるっていうのはすごい良いことだと思います!
すごい素敵です!
ありがとうございます。
実際に行うボランティア活動はどのようなものがあるのですか?
昨年は海のゴミ拾いだとか、子供達と遊ぶというボランティア活動だったのですが、ほとんどがコロナの影響で直前になって中止となってしまいあまり活動できませんでした。
私も活動の機会を見つけようと思って、色々調べてみたりしたのですが、どうしても子供と関わるイベントだったら弊害がいくつもあって難航してしまい、今まで「こんなこともできるよね」って考えて自由に活動できていたことが、すごくありがたいことだったんだなって改めて感じました。
具体的に最近計画していたものなどはありますか?
まちづくりに関連したイベントを年度内で3回開く予定で、一回目は(2021年)12月19日に開催することができたのですが、このイベントの趣旨としては、私達と同世代の人達で横の繋がりを作ってまちづくりについて色々知ってもらおうということで参加者を募集しました。最初は募集しても来るのかなっていう状況で不安もありながら進めていたのですが、最終的には23人の方が集まってくださって。大学生の方が多かったのですが、色々な話をする中で気づかされることも多くて、まちづくり対する意欲にも繋がり、私としても開けて良かったなと思いました。
二回目が1月30日に開く予定だったのですが、コロナの影響で開催することができなくなってしまいました。もともとは私達より下の世代になる子供達に、まちづくりについて知ってもらおうと進めていた企画だったのですが、今後はSNSやYouTubeを通して、私達の活動を発信していきたいなと思っているので、いろんな方に見ていただけるといいなと思います。
今SNSはいろんな活用方法があって、幅広い世代の方に見ていただけるツールだと思うので、すごく影響力があると思います。
私もミルクス本物さんの活動をSNSで見ているので、実際にどんなことをしているのかがわかるので良いツールだなと思っています。
一回目は実際にどのような活動を行なったのですか?
委員会の私達が皆さんに話を提供させてもらって、先程ハード面とソフト面の話がありましたが、両方から見てもらった時に「今自分ができることは何か?」っていうことを最終的に皆さんに考えてもらうようなイベントです。
イベントの最後に「今自分がまちづくりに対して何ができるのか?」っていうことを宣言していただいたのですが、イベントを通して色々考えてくれた方も多く、きていただいた方にも有意義な時間になったのではないかと思います。
その中で印象に残っている宣言はありますか?
今コロナ禍っていうこともあって、人との繋がりをこれからも保っていきたいということとか、「ご近所付き合いをもう一度見直してみる」っていう意見もあって、大きいことはできないけどまずは小さなことから始めてみるという宣言も多く、私としても良かったなと思いました。
一人一人が宣言を実行して、まちづくりへいい影響になればいいなと思います。
今後のイベントについて
今後の予定に関してですが、何か企画されていることはありますか?
「超まちフェス」というイベントを札幌市の地下歩行空間で行う予定で、札幌市内でまちづくり活動をしている子供達や若者の活動発表や、実行委員会で行なってきた活動の成果発表を予定しています。「超まちフェス」にはミルクス本物さんにも参加していただくのでよろしくお願いいたします!
よろしくお願いします!
よろしくお願いします!
昨年も「超まちフェス」に参加していただいたとお聞きしたのですが、会場の雰囲気はいかがでしたか?
私達にとっては始めての「超まちフェス」で、フリーライブという形も初めてだったので、正直いろんな不安があったのですが、実行委員会の皆さんや偶然通りかかったお客さんもすごい温かく見守ってくださってて、すごく良い雰囲気のイベントだなぁって思いました!
今年も開催できたらぜひよろしくお願いします!
全力で盛り上げにいきたいと思いますのでよろしくお願いします!
最後に今後のまちづくりに対する思いを聞かせてください。
一回目のイベントでは想定していたよりもたくさんの方が来てくれて、大成功と言えるようなイベントになりました。
二回目はイベントという形ではできませんでしたが、一回目のイベントで得られた経験を活かして三回目のイベントに繋げ、さらに良いイベントを開くということを目標にするとともに、この活動をきっかけに今後まちづくりを、特に若者世代を中心としてみんなで盛り上げていけたらなと思います。
活動の最初の時は、正直自分でも「まちづくりとは何か?」ということがあまりよく分かっていない状態で始めたのですが、イベントを企画したり、イベントに参加してくれた人と話す事で、様々な意見を共有して、まちづくりについて考える機会が増えたと思います。
具体的に自分が何をしたいかという事も分かるようになってきたので、今後はその気持ちと自分の考えを持って、まちづくりの輪を広げるために積極的に活動していけたらなと思っています。
私達も「若者のまちづくり参加促進大使」としてお二人の活動をサポートするとともに、自分達もまちづくりに貢献していけたらなって思います!
今日はありがとうございました!
超まちフェス6 開催概要
日程:2022年3月6日(日)
時間:13:00~16:30
場所:札幌駅前地下歩行空間 北3条交差点広場
主催:札幌市市民文化局市民自治推進課
協力:(公財)さっぽろ青少年女性活動協会
実施主体:札幌市まちづくり若者実行委員会
ミルクス本物 Profile.
HOKKAIDOを代表するアイドルユニットとして北海道を拠点に世界で活躍。 RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 IN EZO、TOKYO IDOL FESTIVAL(2015〜2019)、アイドル横丁夏祭りなどの大型音楽フェスにも数多く出演。
2014年から現在まで、札幌市若者のまちづくり参加促進大使も務め、札幌市との共同音楽プロジェクト「まちうたプロジェクト」公式テーマソング「MACHI」(ヒップホップアーティストPES楽曲プロデュース)をメジャーシングル3作目としてリリース。
2020年2月をもって一度活動休止した後、
2020年12月27日より完全新体制での活動再開を開始。
ミルクス本物 Official Web Site
ミルクス本物 Twitter
札幌市まちづくり若者実行委員会
大学生などの若者を中心に、札幌市のまちづくりについて考える組織、それが「札幌市まちづくり若者実行委員会」。
小・中学生、高校生及び大学生などの若者によるまちづくり活動を促進するため、柔軟な発想で様々なイベントを企画運営します。
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