シンガーソングライター・爽 × Hayato(The Cynical Store)対談
2023.04.03

 北海道出身で現在東京を拠点に活動するシンガーソングライター・爽と、札幌を拠点に活動し、現在東京でも注目を集める個性派バンド・The Cynical StoreのHayato。
 作品やLIVEなどでも共演するなど、音楽性でも共通点の多い二人が、これまで制作した楽曲や、これからののミュージシャンの在り方について語った。

二人が共演した作品について

爽

お互い好きなジャンルがはっきりしてるタイプじゃないですか。私もなんか洋楽、オルタナティブポップメインでそっち側ばっかり聴いちゃうし、Hayatoさんも好きなアーティスト結構多いですか?

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

確かにね、割となんでも聴くほうだけどでもなんかそのロック要素があるものっていうのを聴いちゃう。ジャズとかでもなんかロックを感じるっていうやつが好きかな。

爽

アーティストは誰が1番好きなんですか?

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

Elliott Smithが実は1番好きで、全然やってる音楽とは違うんだけどさ。あとは、BlurとかGorillazのDamon Albarnがやってる音楽がすごく好きで、その辺もすごい崇拝してる感じかな。

爽

めっちゃ似てるわけじゃないけどシニカル(The Cynical Store)と近いものありますよね。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

Gorillazとかそうだよね。だいぶ影響を受けてるからっていう感じですね。だいぶリファレンスだったりそういうのを参考にさせてもらったりとか多いから。

爽

ちゃんとルーツがしっかりある感じが。結構ミュージシャンってわかりません?そのルーツをすごく感じる人と、良くも悪くも感じない人。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

確かにね。

爽

物作りの方とかクリエイトする方に行く人と、単純にそのステージパフォーマンスの方で試していきたいっていうのが強い人とで結構同じミュージシャンでも音楽とかのあり方が全然違う。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

別れるよね。バンドなんかは特にそうだし、でも爽ちゃんの場合は両方を感じるよね。そのクリエイティブな部分とステージも。

爽

去年から意識的に自分の活動で変えたことがあって。爽ってものを動かしてきて6、7年くらいは色んな一面がありすぎて聴いてる人が何をやってる人なのかわからない。めちゃくちゃポップなCMでサビを抜粋されるような曲もあれば、全然ポップスじゃないものもあるし、別れてるのがすごく良くないことだなって自分は感じるようになって、去年からはいわゆるJ-POPを意識したような曲をやらないっていう。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

なるほどね、そっち側に全振りで。

爽

私、別に英語がペラペラなわけではないんですけど、英詞だけの曲を書くようにちょっとずつなっていったり。まだうまくできてないですけど、この1年くらいであったかなというか。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

なるほどね。さっき言ってたCMでかかってるような曲もあれば、ビートがガチガチのやつやってたりね。色々と混じってたもんね。

爽

そういう意味でいうと、私は悩みながらシンガーソングライターっていうもののモデルケースとして、自分がやりたい音楽をやってる人は近くにいなかったので、試行錯誤しながら今ようやくやりたいことをやれるようになったなって感じなんですけど。それでいうと、シニカルはバンドとしてのテーマというか、そういうものがしっかりあるのかなって。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

今日本で活動するバンドの中で言ったら、ジャンル的にマイノリティな方だと思うんだけど。自分の好きだったアーティストって、The BeatlesだったりOASISだったりRADIOHEADだったりKASABIANとか、めちゃくちゃメジャーっていうかすごいキャッチーなところで。 だからシニカルの曲作る時に、とっつきにくい音楽かもしれないけど、どこかに親しみやすさとかキャッチーさは持っていたいなっていうのはすごいあって。それはできてるかなとは自分たちでは思ってるんだけど。

爽

できてると思います。(笑)

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

できてたらいいなぁ。爽ちゃんいいって言ってくれるもんね。(笑)

爽

私は普通にドライブの時に率先してかけるアーティスト。やっぱどこかにキャッチーさがないと生活の中で継続して聴くっていうのは結構難しいと思うから。
それこそ去年でしたっけ?一緒にやった「bloom」...




Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

そうだね、去年の8月。

爽

そっか。あの曲もいっぱい面白い要素が詰まってたというか、もうイントロの時点から結構普通のバンドではないことを...。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

そうだよね!あれ良かったね。もう爽ちゃん入ってきて完璧になったもんね。

爽

(笑)

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

キャッチーなんだよね絶妙に。なんかありふれたものじゃなくて、個性とか独特なものあったりするんだけど、すごい胸に刺さってくるみたいな。やっぱりそういうキャッチーさを爽ちゃんも持ちながら、そのやりたいこともやってるから。

爽

今でもその話してて感じたのは、多分ちょっと似た方向性のものができてきてるけど、多分シニカルはジャンルがある世界の中にキャッチーさを落とすっていうことでバランスを取ってて、私って多分元々の持っているものとして、ベタベタなキャッチーなものが染み付いてるから、逆に自分の持って出てきてるキャッチーな曲をいかに壊していくかみたいな。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

あぁ、なるほど!それ面白いね。

爽

なんで「ここはキャッチーに作ろう」っていうよりは、普通にスラスラ綺麗なものが出てきた時に、綺麗で終わりたくなくて、コードをちょっと違うものに変えたりとか、いびつな部分を指したりとかっていう後付けがあって。なんかそのたどり着くところの方向性は近いけど、きてる方向っていうかは逆なんだなって。(笑)

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

結果的に似たところいってるけどアプローチの入りがまた別で。

爽

そうですね。だから「bloom」みたいな曲を作った時に、自分で言うのもアレなんですけど、すごく相性が良かったです。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

ドンピシャだったね〜。

爽

「bloom」を聴いてない人にも説明すると、Hayatoさんが全部トラックを最初に作ってくれて、そこにシニカルのボーカルのIsseiさんと私が歌メロ歌詞ありで綴ってくみたいな感じの順番で作っていったんですけど、まずトラックが世界観爆発してる感じで、そこに最初にIsseiさんが乗せてくれた感じもやっぱシニカルの世界観がどっぷりあった感じ。
私が一応サビにあたる部分を入れたんですけど、どんなサビが入るのか誰もわからない感じだったけど、私がキャッチーなメロを作るって言うのがかなりちょっと得意なところがあったから、なんかあぁいう間をとったようなメロディを入れたことによって、なんかすごいクオリティが上がって。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

本当咲いたよね、ブワッと。相性はいいなと思うよね、爽ちゃんと。根本的なところが多分似てるのか、「bloom」もそうだし。で、今度逆パターンで「Holiday」をやったじゃないですか。爽ちゃんが曲書いて、そこにタクマ君(Takumadrops)とIsseiが入って、俺ちょっとだけギター乗せさせてもらって。

爽

アレはめちゃめちゃ良かったですね。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

もうあの曲良すぎてもうウワーってなったもん!グサーって刺さった。




爽

その曲を一緒に作る機会を、自分の書いた曲でお返ししたいなと思ってやり始めたんですけど、あの曲も多分私だけで完結してたら結構シンプルな進行の曲だから、本当にポップなだけのバラードで終わることも全然考えられたと思うんですけど、そこにIsseiさんが自分の色を出したボーカル入れてくれたりとか、最後Hayatoさんのギターが入った瞬間に、世界観の設定がバシッと私もハマった感じがあったんで。だからなんか2つの曲は全然曲調も本来は違うんですけど、なんかコラボし甲斐があった。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

ねぇ〜、なんかなんぼでもできそうな感じだった。(笑)

爽

そういうコラボの楽しさみたいなのが、去年はすごくシニカルのおかげで経験できました。

これからのミュージシャンの在り方

爽

音楽以外にも私は助けてもらってることが多いので。Hayatoさんは元々写真をずっと撮ってくれてたし、あと去年からそのビジュアル面ではデザインをお願いする機会とか。最近はそういう仕事も増えてきてるんですか?

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

そうだね、割とそういうのが多くて。で、シニカルで週1回で曲出してるから。そのやってる合間合間にその曲作ったりもするけど、どっちかというとそのジャケット作って、あとビデオ作っての方が比率がだいぶ多くて。

爽

今年からスタートしてますか?

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

そうだね、今年の週1リリースをやってて、毎週土曜日に出してるんだけど。

爽

すごいですね。(笑)

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

いやでも便利な時代だよね。こんなに簡単にリリースできるんだっていうことを知っちゃって。

爽

私たちが小さい頃って、CDを出すとか音源を作るっていうことのハードルをものすごく感じるというか。今はパソコンさえあればできちゃうっていうのが、色んなミュージシャンの活動の幅を広げてる感じがしてて。でも週1でリリースしてるのはメジャーなアーティストでもあんまりいないんじゃないかなと。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

いや、そうだよね。ちょっとミスったかな〜。(笑)今のところどこまで行くかわかんないけど、やれるだけやってみようかなと。で、楽しいんだよね。やっぱり音楽やっててリリースってイベントじゃん。俺ら2018年にアルバム出してからずっとそういうものがなかったからさ。
2018年に出した時も、何ヶ月前に入稿とか、出すタイミングとかさ、そっちの方が割と重要になってきちゃってて。目的がだいぶ変わってきちゃったんですよ。"良い作品を作りたい"よりも"出すことがメイン"みたいな感じで。

爽

はい。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

辞めちゃったメンバーとかは、せっかくフェスとかも出て全国リリースできてっていう感じになって「もっと上に行けたんじゃないか」みたいなのもあったみたいだし。そんな中で、次作るんだったら「歴史に残るような超大作を作ろう」っていう風になってたんですよ。それで曲を溜めていっても、リリースの段取りとかそういうことがみんな馬鹿だから全然できなくて。(笑)曲だけが溜まっていってるって状態で。
自分達で100%は目指さなくても良いかなと思って。とりあえず出せるもの出しちゃってっていう感じでちょっと肩の力抜いた結果そういう形になったんだよね。

爽

そういう理由があったんですね。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

そうそう。逆に大変だったかもしれないね。楽しいわ、でも。

爽

ジャケットのデザインとミュージックビデオと、あとバンドでいったらアー写とかも自分で?

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

そうだね。バンドのみんなが集まらないと素材って撮れないじゃん?だからリリックビデオって形で、自分で適当に素材をいっぱい作ってやってたんだけど、4曲に1曲くらいはミュージックビデオあった方がいいよねってなって。

爽

シニカルも今は自主でやってる?

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

そうそう、完全に自分達で。

爽

私も今自分のレーベルでやってるんですけど、自分達だけでやってるとものすごく自分達のやりたいことを追求できる反面、流通に乗せるためのスケジュールだとか、ミニマムでやってるとそういうハンドリングの大変さはありますよね。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

あるね!爽ちゃんは絶対大変だよね。こっちは4人とかでやってるからそういう割り振りができるけど。

爽

そうですね。最近レーベルに名前を持たせて今走らせ始めてて、SNSを動かすのが得意じゃないっていう人とかも結構いると思うんだけど、ある程度のスケジューリングを作って、全部やってみたりとかしてて。
その音楽を広めていくために、音楽以外のことを絶対にやっていかなきゃいけないってなった時に、私はそのレーベルって名前を持ってると色んなことが自分でもできるし、誰かの手伝いとかでもジャンル関係なく関われるなっていうのがあって動かし始めて。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

すごいな。タクマ君のもやってるんだもんね。

爽

そうですね。でも色んな観点を合わせながら自分達で工夫してる方が幸福度が高いんじゃないかっていう。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

それはわかる。楽しいよね、大変だけど充実感とかさ満たされるのは大きいかな。

爽

それがこう自分の努力次第で経済的にも回る可能性がある時代になってきてるから、それはなんか自分の得意な別のこととかを色々組み合わせながらやるっていうのはすごくいいかなと。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

うん、確かに。爽ちゃんの...

爽

KNOLL LABEL(ノル・レーベル)です。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

KNOLL LABELね!ノルっていうのはどういう意味?

爽

ノルは元々飼ってた猫の名前から取ってきてて。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

そうなんだ!

爽

自分のブランドというか、自分のネームを持っていくっていうこと自体はすごく楽しいし、その中でどんな個性を出して色んなことをできるかって考えるのも案外やり始めると楽しくて。
音楽1本だけでっていうアーティストもすごく憧れるしかっこいいなと思うけど、自分の場合は音楽以外に色んな表現に興味があったから、それを遊べるポジションを今ゲットできたんですよ。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

すごいよね。元々自己プロデュースっていうか、見せ方とか動かし方ってすごい上手じゃん。Isseiなんていつも言ってる。「爽ちゃんどうなってるの!」って!(笑)よくできるよね!

爽

でも自分のことが1番難しいですね、私の場合は。自分のやりたい理想とか見せたいものがあるけど、足りないものがすごくあるから。自分の活動に関しては、まだ楽しみ切ってるところまでいけてなくて。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

そうなんだ。

爽

ずっと修業してる。シニカルのメンバーって自然体で自分達の表現を大切にしてる感じが印象としてあって、そのナチュラルな感じでブレずに活動している人たちと関わっている時に、自分もそんな風に頑張っていきたいなって思える瞬間がすごくある。それをすごいリスペクトしてるんですよ。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

そうなんだ。俺らもバシッとそのアーティスト像みたいなのを作ってやりたいのかもしれないけど、もしそうなったら全員もう顔とかカチコチになっちゃうから。どうしても出ちゃう、バカっぽさとか。まあでも確かに楽は楽だね。爽ちゃんはやり始めて何年になるの?

爽

爽って名前を作って歌い始めてからは多分今年で11年目になりました。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

すごいね。

爽

でも名前は変わってないんですけど、作ってきた曲とか活動の内容はものすごく変化してるタイプだと思うから、今ようやく本当に自分が思い描いてた爽っていうものにようやく近づけてきたかなって感じなんで、まだまだ1年生の気持ちでいるんですけど。(笑)

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

でもずっと追ってくれてるファンの方とかもいるわけじゃん?その流れを一緒に見れたりとかっていうのは多分ファンの方からしても楽しいんじゃないかなって思うけどね。

爽

こっちは感謝しかないです、本当に。見た目もコロコロ変わるし。(笑)それを見守ってくれてるファンの方っていうのがすごく器が大きいというか、文化的にもすごくセンサーが広い人たちなんだろうなって思って。ただただ私のわがままに付き合ってもらってる感じなので。(笑)

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

確かにそのファンの方たちも見る目がいいんだろうし、それプラス爽ちゃん自身の芯の部分をきっと見てくれてるんだろうなっていうのが。だから表現は変わっても爽ちゃんから発せられてる本質的なものはずっと一緒なのかなとかさ。

爽

喋ってると色んなことが出てきますね。 カメラマンとかの話を聞いてもいいですか?元々撮影は自分のフィールドでもしてたけど、最近その外部の人たちの写真の仕事も受け入れるように?

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

割とそうだね。元々カメラとかをやりだしたのも、その自分達の活動をする時に世界観っていうのは固まってたから、バンドで。どうそのビジュアル面を見せたいかってなった時に、自分で撮っちゃった方が早いよなって。撮ってたら割と自分の好きな世界観を表現できるなっていうことに気付いて。人を撮り出したっていうのは自分達以外でいったら爽ちゃんが初かな?

爽

そうなんだ。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

そこから周りの知り合いとかも撮らせてもらったり。音楽に関してはずっと自信を持ってやれてるんだけど、カメラってやっぱり急にわかんない世界に入ったのもあったし、いい機材使ったらやっぱりその分反映されたりもするし。なかなかこれを自分の商品にできるっていう自信はそんなになかったんだよね。でも爽ちゃんとかがすごいいいって言ってくれて。

爽

多分最初の段階から「仕事にできると思います」って言ってたと思う。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

言ってくれてたよね!だからもっと自信持ってじゃないけど、そういう風に商品として出していこうかなってやりだしたのが本当ここ最近だね。

爽

後押しされてっていう要素が強かった?

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

そう、本当にそう。

爽

それでいうと私もそのレーベルというか、色んな手伝いをし始めたのって、今一緒にやってるバンドのメンバーの21歳の最年少のドラムの男の子いるんですけど、彼から突然「アー写を撮りたいからプロデュースをして欲しい」って無茶振りをされて。衣装を借りてきたりとか、カメラマンとコンタクト取って繋げたりとか。撮影の時にそういうのが自分で得意だって全く思ってなかったんだけど、そのドラムの子が「絶対そういうの向いてると思う」って。それで撮影が終わったら、次にホームページを作るのを手伝って欲しいって。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

ウェブとかもやってたもんね〜。

爽

そのデザイン的な観点で整えてあげてとか、なんかやっぱり私もレーベルに関しては自分が自信持ってやるっていうよりかは、培ってきたものでみんなが「それすごくいいよ」って言ってくれて「じゃあ色々ちゃんとやってみようかな」っていうので動かし始めたところがあります。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

いや、わかるわ〜。爽ちゃん向いてるわ絶対。ちゃんと自分の世界観も持ってるし、あとそういうなんか段取りとるとかすごい上手そう。それなかなかできないよね、きっとね。

爽

だから、それがすごい同じような流れで面白いなと。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

本当だね。でも俺も段取りについてはまだまだ勉強中だからさ。ちゃんと徹底してやらないとこれは大変だなって。

爽

お仕事をしていく上で。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

何でも100にしなきゃ出しちゃいけないって思ってたけど、考えて見たら音楽やりだした時ってそうじゃなかったしなぁとか思ったから。多分ずっと70%でしかやってきてないんだよね。100を目指すとそこまでの労力とかで逆になんか失うものだったりとか、そういうものが多くて。
段々その実力がついてきて、今の自分の70%だけど、昔の自分から比べたら120%だとかになっていくからさ。なんかそういうのもあって気楽にやれてるから、何でもそんな感じでいいのかなって感じもするけどね。やりだす時は。

爽

続けることを大事にするんだったら、完璧を求めるよりも色んな武器持って走ってる方が絶対にいいでしょうからね。

4月8日(土)に開催されるライブイベント「EARLY WISTERIA」について

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

爽ちゃん今こっち(札幌)に帰ってきてるけど、また4月に帰ってきてってことですよね?

爽

そうですね。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

一緒にライブ誘ってもらってってあったじゃん。

爽

そう、去年もシニカルと一緒に1個企画ライブを作り上げたことがあったけど、今年(2023年)の4月8日(土)にホテルの屋上でライブをやります。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

あそこいいよね!

爽

毎回同じライブハウスの空間とかだと出てる側も見てる側もちょっとマンネリしちゃうというか、新鮮な気持ちになれるのって難しいと思っていて。
配信とか音響の人たちも、普通の箱じゃないところでライブを自分たちで作り上げたりとか、そういう幅がコロナ期間で一気に広がった感じがしてたから、今回はホテルの屋上っていうなかなか普段は行けないような所で、私が信頼しているミュージシャンのみんなと自分も出て、なんかすごくスペシャルな1日にできたらなと思って。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

なるほどね、そういう経緯もあったんだ。いや、絶対いいでしょう!爽ちゃんの組むやつは間違いないよね。前回もめっちゃ良かった!

爽

人生初外ライブ。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

ね!すごいよね。空間作りもすごい良かったですね。そのフロア使ってとか。そういう新鮮さは欲しいよね。やっぱずっとライブ活動をやってて思う。

爽

あと今回のフライヤーのデザインをHayatoさんにお願いしていて、イベント限定のグッズみたいなのを作ろうって話が出て、そこでデザイナーとしてHayatoさんが作ったものも販売予定で。
3種類チケットを用意してるんですけど、一般の前売りチケットと、あとは23歳以下の方が半額以下で入れるように価格設定しているアンダー23のチケットと、出演者全員のサイン付きのポスターも付いてる全力で楽しんでくれる人用のスペシャルチケットっていうのを用意しました。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

いいね〜!え、サイン付き?俺らもサイン書くってこと?

爽

そう。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

え、やば!全員クソ下手くそなんだけど大丈夫かな?(笑)ミミズが走ってるみたいなやつ。(笑)

爽

どれが誰のサインかっていうのも、ゲットしてからのお楽しみで。(笑)

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

出演者だって何組くらい?

爽

全部で5組。バンドセットも何個かあるんで、関わる人間的にはミュージシャンだけで10人くらい。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

なんか会場作りから楽しめそうだもんね、普段のライブハウスと違ってさ。なんか飲み物とかもあったりする?

爽

飲み物もホテルのバーのラウンジから交換してもらって。外で飲みながら。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

いいね!じゃあフェスみたいな感じだ。

爽

都会の中でフェス的な規模のことやるって札幌でもあんまないと思うんですけど、突然街中のビルの上でそういう空間ができてるっていうのが面白いと思う。久しぶりにコラボできるの楽しみにしてます。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

あと、雨だけ降らなければいいね!雨になった場合は中止になっちゃうの?

爽

雨になった場合は、あの室内でご協力してもらって夕方からのイベントにしようと思って。色んな形で必ずやろうとは思ってます。

Hayato,The,Cynical,Store
Hayato

どっちに転んでもその時の特別感みたいなのは出るだろうし、楽しんでもらえたらいいね!

爽

楽しんでもらえたら嬉しいです。

EARLY WISTERIA




日程:2023年4月8日(土)
時間:OPEN.12:30 START.13:00 CLOSE.17:00
場所:The Royal Park Canvas(札幌市中央区大通西1丁目12)
出演:爽 / 笠原瑠斗 / The Cynical Store / 小野雄大 / Takumadrops

※雨天の場合は会場がPROVOに変更となりアナウンスがあります。

イベント詳細はこちら

爽 Profile.



Official Web Site

【爽】Twitter

【爽】Instagram

【爽】YouTube

Hayato(The Cynical Store) Profile.



【The Cynical Store】Twitter

【The Cynical Store】Instagram

【The Cynical Store】YouTube
 

関連記事

インタビュー
インタビュー
インタビュー