音楽を通じて多岐にわたり活動の幅を広げる二人が、HIP HOPとの出会いから、楽曲制作について、そしてJazadocumentがミュージックビデオのディレクションを務めたPHONK GEE「Weekend Lover」の舞台裏について語る。
二人がHIP HOPに出会ったきっかけ
(PHONK GEEと)CLUBで会って「よろしく〜」みたいなことをした記憶があんまりなくて。 最初はお互い噂を聞いてるみたいな。
高校生の時にTRACKを作ってるって周りの友達が知ってくれてたんで、HIP HOP好きな子が「他の高校の1個上でTRACK作ってる人いるらしいよ!」っていう話を聞いて。高1とか高2ぐらいの時はそんな感じでしたね!
イブキ(PHONK GEE)のことを明確に意識したのが「N.C.B.Bの "Analog" っていうアルバムに入ってるビートメイカーで年下がいるらしい」っていう話になって、そんなヤツいるんだと思って。
俺らが15、16歳ぐらいの頃ってラッパーはちょこちょこ出てきてたけど、ビートメイカーって全然いなかったもんね。
そうですね!かなり少数民族だったから。最初はお互いのこと名前を噂で聞いて知ったっていう感じなんですかね?
TALKBOXもその頃からやってたの?
TALKBOXはビートメイクよりちょっと遅れて17歳から始めたんすよね。
なんで始めたの?
N.C.B.Bの皆さんのバックDJだった方のウェッサイのMIX CDを聴いて、その中に入っている曲で人の声じゃないんだけど人の声みたいな感じで、1曲歌ってるっていう曲があって、ずっと好きで聴いてたんですよね。そしたらお父さんが「お前TALKBOX好きなのか?」って聞いてきて。「お前、そんなの聞くより先にZappとかRogerとか聴けよ!」って言われて!(笑)
それでTALKBOXとP-FUNKに入ってったっすね。
お父さんに「お前、TALKBOX好きなのか?」って言われる環境がまず稀だよね。(笑)
俺の両親は音楽とか全然好きでもなくてさ。俺は中学生ぐらいの時に始めたんだけど。
何から始めたんですか?
HIP HOPとの出会いみたいな部分でいうと小学5年生とかで、親父が野球中継を聞くラジオを持ってて、それをみんな寝た後に部屋に持っていって夜更かししながらFM NORTHWAVEを聴いてて。DJ Hasebe feat. Zeebra & Sugar Soulの「SIVA 1999」って曲があるんだけど、それ聴いて「なんだこの曲!全然テレビでかかってる曲と違う」みたいな感じで、地元の玉光堂にCDを買いに行ったのが初めてで。作り始めたのは中学ぐらいで...。
作り始めたってビートですか?
そうそう。ビートとRAPをレコーディングし出したのが14歳なんだよね。
マジっすか!はやっ!
俺札幌の厚別区出身なんだけど、同じクラスの仲良いヤツで最年少でパソコンの検定をとったっていうハイパーパソコンオタクみたいなヤツがいて。そいつが日本語RAPもめちゃめちゃ聴いてて、ブッダ(BUDDHA BRAND)とかシャカ(SHAKKAZOMBIE)とか教えてもらって。
そいつがパソコン詳しいから「レコーディングはこうしたらできる」とか「ビートもこういうのでできる」だとか知ってて、それでそいつの家に篭るようになって。地元の電気屋に安いピンジャックのマイク買いに行って、それでRAPしたのが初めかな?
じゃあ最初はRAPなんですか?
いや、どっちもだね。ACID Proってソフトがあって、フリー素材みたいなのを貼ってそれにRAPして、それをクラスの友達に配るっていうのが始まりだったかな?
初めて世の中に出した作品ってなんですか?
中学校の卒業ぐらいの時にさっき言ってたのパソコン詳しいヤツと一緒にデモの曲を作ってCD-Rに焼いてクラスのみんなに配ったのが最初じゃないかな?
同じことやってた!(笑)
やるよね!
学祭でTALKBOXやったり。
学祭ね!俺は高校の学祭でRAPでもなくKeyco feat. CHOZEN LEEのSPIRAL SQUALLのCHOZEN LEEを完璧にやりました。(笑)
やばいなぁ〜!(笑)俺は学祭でH-Bomb feat. Roger Troutmanの「Playaz Need No Love」を学ラン着て歌ってましたね!
それすごいね!(笑)めちゃくちゃモテるでしょ?逆にモテないか。
意外とみんな「ワァ〜」ってなってましたけどね!
最近の二人が携わる制作について
Jaza君が音楽の方で最近こんな風に作るのハマってるっていうのはありますか?
ビート作って、RAPして、映像作って、って色々やるんだけど、最近映像の仕事がめちゃくちゃ多くて。でも映像の仕事を始めても、結局ビートを作っている時に、ドラムの打ち方だったりとか、ここでスネアが入ってくると気持ちいいとか、そういう部分が映像に生きてる気はするかなぁ。
そうですよね。
今東京で活動してるNasty Men$ahって言う映像監督をやっている奴がいるんだけど、そいつも元々RAPをやってて。よく話すんだけど元々RAPをやってたり、ビートを作ってる人とかは映像のカットが上手くてテンポが良いみたいな話をしてて。最近は映像の仕事ばっかりだけど楽曲制作にも生きている気はするかな。
逆に最近はどうですか?
基本ウェッサイって呼ばれるG-FUNKばっかり作ってて、Earth, Wind & Fireのギターのネタに違うFUNKのネタのドラムを入れて、オリジナルのメロディーを足すとか。それが一番好きで、ずっとそういう作り方に拘って作ってたんですけど、最近はさっきJaza君が言ってたみたいな、LOOPを並べるっていう手法がすごいメインになってきてて。
Splice Soundsとか、月額でお金払ったら膨大なサウンドライブラリにアクセスできて、コード進行から速さから全部検索して音が出せて。俺そういうの邪道で好きじゃなかったんですよ。
おっ、そうなんだ。全部一から?
なんか個性が殺されるっていうか。全部一から打ち込みたかったんですけど、最近は今っぽいキラキラした音を入れて、それに個性を入れてくみたいなのにハマってて。わかりやすくいうとTRAPとかも作ってますよ。
それこそ最近だとJUGG RICHのアルバムとかも...。
そうですね!それも結構入ってます。
いわゆるPHONK GEE節みたいなのっていうよりはもうちょっと幅が広がってる感じだなぁって気はするね。
そこはちょっと意識してますね。
基本映像作りで忙しいじゃないですか?映像作りはどんな感じでやっているんですか?
案件がきた時に、何から構築してPVにしていくんですか?
映像を始めて4年ぐらいなんだけど、初めって映像の現場に行ったことがないから、どうやって作るっていうのもイメージでしかない訳で。現場に実際に行ってカメラを向けて「こういう明るさでこう撮れるんだ」とか、毎現場勉強させてもらってって感じで。HIP HOPのビデオはいっぱい自分も好きで見てるし、そういうのがかっこいいかっていうのがある程度わかるから撮れてたんだけど。
2年目、3年目ぐらいから全然HIP HOPの関係ない現場に、俺の作ったHIP HOPのビデオを見て依頼がきたりだとか。近いものだったらアパレルのLOOKの撮影だったりとか、そういうのはHIP HOPっぽい要素があるからやりやすいんだけど。某企業が生産し始めためちゃくちゃすごい玉ねぎのCM制作みたいな仕事もくるから。
へぇ〜、マジで!(笑)
そういうのは結構悩むかな。
そりゃそうですよね!
HIP HOPが通用しないというか(笑)
でもその玉ねぎを生産している企業の方もJaza君の仕事を見て「やばい玉ねぎのCM作れそうだな」って思ってオファーしてきてるってことですよね?(笑)
俺が映像の仕事を始めたぐらいの時に、HIP HOPのPVっぽいアプローチが、映像業界全体的に流行ってて。ジンバルっていう特機(特殊機材)をつけて浮遊感のある映像、プラス映画のような色がパキッとしたものっていうのが結構求められてて。それがHIP HOPだけじゃなくて、メジャーアーティストとかアイドル、企業系のCMまで波及してて、そこですごい需要が生まれてたかな。
そうなんだ!ちょっと今聞いててびっくりしたんですけど、ジンバル使って撮るっていうのはHIP HOPからきてるものなんですか?
いや、もともと映画の制作現場で使われてたものなんだけど、すごい値段が高かったんだよね、昔って。PVを作るのに自主とかインディーだと「かっこいいものが作れなくて当然」じゃないけど、「やっぱりPVって何百万かかるよね」みたいな所から、カメラやジンバルが小型高性能化してどんどん民間に下りてきてっていうタイミングだったんじゃないかな?
あとは俺も映像は習ってなくて独学なんだけど、HIP HOPのビデオが好きで観てて、今カメラがすごい進化してるからそれで始めましたっていう人も全国的にいっぱいいるかな。
最近どんな仕事しました?印象的な作品とか。
最近結構多い仕事としてHAMBURGER BOYSのPVはやらせてもらってて。
そうですよね!Jaza君が専属に近いような感じで。
北海道179市町村のテーマソングを作るっていうのを目標に活動しているバンドの先輩がいて、DJのヒデミさんって方はイブキぐらい付き合いが古くて、元々雷鼓っていうバンドにいた人で、また学祭の話になるんだけど俺の高校にLIVEをしにきてたりだとか、もう潰れちゃったんだけどCOLONYっていうライブハウスがあったんだけど、そこのブッキングマネージャーをやってて。で、3人とも札幌の音楽業界にずっといる人達だから、そういう人達と一周回ってまた仕事ができるっていうのは楽しいよね。
そうですよね!
その人達は、俺が作ったHIP HOPのビデオを見て仕事をくれてて。HAMBURGER BOYSの作品では絵力がすごいものをたくさん撮れてるかな。
DJのヒデミさんとかはBeastie Boysが超好きで。OLD SCHOOLなHIP HOPが好きだから、魚眼レンズで3人でラッパーの動きをしている映像を撮りたいとか、結構好みがリンクしてたりしてて面白いんだよね。
あっ、確かにそういう作品多いかもしれないですね!
HAMBURGER BOYSは曲はHIP HOPじゃないから、好みはあると思うけど。
曲はファンキーで楽しい感じですよね?キャッチーで。かっこいいですよね。
やってて楽しいのはその仕事かな?
俺今までウェッサイの人達とやることが多かったんですけど、最近はそうじゃない人達からもオーダーをいただくことが多くなってきて。これからは「俺はFUNKだ」とか「ウェッサイだ」とかっていうのを、いい意味で取っ払って羽ばたいていこうかなって思って。
でもイブキのビートはすごい求められてると思うよ。イブキといえば、悪い意味じゃなく「大ネタは絶対入ってるな」っていうか、大ネタの匂いが常にするビートっていうか。HIP HOPやってたら絶対みんな好きっていう「嫌いな訳ないじゃん」みたいなビートをイブキはすごい作ってるから。でもそれってSplice Soundsとかクリアランスフリーの素材がいっぱい出てきて、あんまりそういう大ネタをわざわざ使う人っていうのがいないから、すごく魅力的に映ってると思うな。
そうですね、確かに。嬉しいですね。
イブキのビートが欲しい方は ibukicalilove@yahoo.co.jp までメールしてくださいね。(笑)
お願いします!(笑)
最近気になるアーティストとかいる?
USだと若い子がOLD SCHOOLなことをやり始めてて。すごい毎日聴いてるのがDestiny Rogersっていう18歳の女の子なんですけど、Ariana Grandeみたいな綺麗なメキシコ系みたいな感じなんですけど、PVとかではローチャリ乗って、Lil Robとかも友達で、すごいキャッチーにチカーノ系の曲を歌うんですよね!最近は向こうでそういう若い子も出てきてて。
(Lil Robからしたら)娘みたいな世代だよね?
そうですよね!そのPVではお兄ちゃん役で出てくるんですけど、全然娘ぐらいの感じですよね。
Jaza君は気になるアーティストいますか?
最近周りのPVやらせてもらってる曲しか聴けてないんだけど、撮影だけで入らせてもらった札幌のSierra complexっていうのが結構面白くて。
あっ、わかるっす!めっちゃかっこいいですよね!思いっきりTRAPですもんね。
ビートはMister Beeっていう俺の仲良い先輩がやってて。Sierra complexはヴィジュアルもすごい良いし、リリックもちょっとひねってる感じがあって、札幌に今までいなかった感じ。
いなかった!
あいつらはどんどんやって欲しいなぁっていう感じと、また身内になっちゃうけど俺らRefugeecampっていうグループをやっててFRAMEっていうラッパーがいるんだけど、ずっとこもってアルバムを作ってて。
やってるんだ!楽しみ!
結構曲聴かせてもらうんだけど全部ヤバくて。
マジで!?むしろFRAME君とやりたいわ!昔からお互いやりたいって言ってたけどまだ現実化してない。
FRAMEも元々ウェッサイ好きだしさ、絶対いいね。30歳を超えて「FRAME × PHONK GEE」聴きたいなぁ。
アルバムがもうほぼ出来上がってるのかな?ずっと曲作ってて数え切れないくらいたまってるんだけど、超良いんだよね。それが世に出たら良いなって。
へぇ〜良いね!
結構こっそり作ってる人が多いから、札幌のアーティストのリリースが活発に出れば。
でも札幌もちょいちょい熱上がってきてますよね?
うん、若いラッパーめちゃ多くない?俺もフリースタイルの現場にいないからわかんなくて、それこそフリースタイル好きだった子達が「フリースタイルダンジョン」がテレビでやってた頃に比べると、ちょっと熱が下がったのかなって思ってたんだけど。俺、大通公園の近くの創成川ら辺に住んでるんだけど、川のそばでサイファーをやってるんだよね。たまに見ると30人ぐらいいてさ。恐いのよ、もう。(笑)
すげぇ!(笑)それは恐いっすよね!
自転車で横切ったら知り合いとかいるじゃん?チャリに乗ったまま「お疲れっす!」っていうのも失礼かなって思うし、若い子のこともみんな知ってる訳じゃないし向こうもそうだと思うし、全員に挨拶するのもなぁって思って、最近はそこを通らないように遠回りして家に帰ってる。(笑)
サイファーを避けてるんですか?(笑)ささって欲しいなぁ〜、サイファーに!
でもすごいよ。盛り上がってるっていうか、昔だったらとりあえず楽しそうなPARTYがあったら、別に待ち合わせすることもなく「1:00ぐらいにACID ROOMで合流しようよ」とかさ。そういう遊び方があったけど、今の若いラッパーはそれがサイファーなのかなって。
きっとそうなんだと思います。
みんなでラップして、中には酒飲んでるだけのヤツもいたりして、結構面白い文化だよなぁ〜って思ってるけど、家の近所だから恐い。(笑)
Jazadocumentがディレクションを務めたPHONK GEE「Weekend Lover」のPV撮影について
先週ぐらいに撮らせていただきましたね!
ミュージックビデオね!大変でしたね。(笑)
大変にしちゃってすいません!(笑)
あんなにフレームに警察が映り込んでくるPVなかなかないですからね。(笑)
どういうビデオにしたいっていうのはイブキ的にあったの?
俺的には「FUNKY SCHOOL」っていう曲のPVが、割りかし自分の曲としてみんなが知ってくれてる曲だったので、その曲の進化した続編みたいな。それぐらいしか頭になかったです。で、それできるのはJaza君かなぁって!
ありがとうございます。イブキの曲は全部かっこいいんだけど、パッと聴いた人にはTALKBOXって全部一緒に聞こえちゃうのかなぁみたいな。
うんうん、よくあるっす。
あとイブキは札幌のアーティストの中でもPVをいっぱい出してる方だと思うんだよね。自分の名義だけじゃなくフィーチャリングとか。結構ビデオが出てるんだけど、イブキの人脈の広さとか色んなところに顔が利くからPVがとにかく賑やかじゃん?(笑)
確かに!(笑)賑やかになっちゃうんだよな!
でもなんか歳もとってきて、ちょっとイブキも落ち着きが出てきた感じっていうか、「大人なPHONK GEE」を撮れたらおもしろいかなぁって感じで。ロケーションもバッチリだったよね。イブキが色々聞いてくれて。
そうですね!
たぶんHIP HOPっていうか、ミュージックビデオ初なんじゃない?JISとかフェニックスとか。
初ですよね!
JISって相席BARで男女が出会いを求めていくところなんだけど。撮影の前にイブキと二人で下見に行ったじゃん?で、その時が通常営業だったじゃない?
はい。
その時に俺の友達の友達がいたらしくて。「Jaza君、相席BARにいたよ」っていう LINEが来てたみたいで(笑)
しかも俺と二人でね!(笑)
相席BARにいるつまんなさそうな顔してる俺とイブキ見て「あいつら何のために来てるんだ」みたいな。(笑)
俺ら結構お客さんに見られてましたもんね!「何しにきてるんだろ」って!(笑)
こっちはカメラ持ってるんだから気付けよって感じだけどね!(笑)
初めて入ったけど(内装が)おしゃれでね、近未来的というか。
そうですよね!
イブキの曲って俺の中では「スペーシー」というか「宇宙感」があるというか。(笑)
嬉しいですね〜!宇宙意識してるんで!
だから近未来感があって楽曲にもバチッっとハマってたなぁ〜っていう感じはあったね。
あと、結局大人っぽいイブキを撮ろうと思ったんだけど最後に行くにつれてだんだん賑やかに...、仲間たちがね。(笑)
そうだね!だんだんね!(笑)
KING XMHUの前で撮らせてもらったのが凄かったね!
そうですね!本当は最初バイク何台かと車何台かの予定だったのに、バイクが25台ぐらいきて、車が全部で30台ぐらいきて、警察10人ぐらいきましたもんね!(笑)
YouTuberの方とかいろんな人いましたね!(笑)
YouTuberはたまたまなの?
いや、MOTOMIXさんに聞いたのかも!なんかおもしろいこと起きるかもしれないみたいな!
ローライダーがずらっと並んでるところをイブキが歩きながらRAPするっていうシーンを撮ったじゃん?すごい絵はかっこ良かったんだけどさ、どこ切り取っても警察映ってるんだよね。(笑)
どこ見ても警察いましたもんね!
警察もさ、KING XMHUの辺りにローライダーが集まるっていうのは日常である訳じゃん?だから、程よいところで優しくしてもらってね。
警察も自然な感じで映ってくれたっていうか。協力的でしたよね!
そうそう。(笑)なんか警察も出演してるみたいな感じになっちゃってたね。
あとはフェニックスさん、あれ凄かったね。
逆に「何で今まで撮ってなかったの?」っていうぐらいかっこいいお店じゃないですか?
ショーパブっていうのかな?女の子がポールダンスのショーをする場所じゃん?ああゆう洋楽のPVに出てくるような雰囲気の場所って札幌は他にないよね?
あのレベルはないんじゃないですか?(フェニックスでPVを撮るのが)念願だったんですよね。
2年前ぐらいから話はしてたんですけど、なかなか実現できなくて。やっとOK出たのが撮影の最中だったんで。(笑)
Jaza君が関わってるもので今後出る作品とかはありますか?
色々関わらせてもらってるプロジェクトはたくさんあるから...。さっき言ったFRAMEのアルバムは楽しみにしてて欲しいかな。それこそSierra complexもアルバム作ってるし、北海道外の人も見てると思うから、札幌のアーティストをチェックしてもらえたら嬉しいですね。俺はビート作ったり、ビデオ作ったり何らかの形で関わってる率高いから。(笑)
そうでしょ!重要人物じゃないですか。(笑)
イブキは今回出したアルバムでツアーとかはやるの?
ツアーとかは特に予定してなくて。一応こういうご時世でもあるんでSTUDIO ALBUMというか。だからLAの友達との曲も入ってるし、福島の友達の曲も入ってるし、札幌の友達の曲ももちろん入ってるんですけど、俺が各地の友達と作ったファンキーな曲を入れたアルバムみたいな感じで。で、すぐ次のアルバムももう作ってるんですけど、もう一枚出そうと思ってて。ビデオとか作品がまた立て続けに出てっていう感じですね。
アルバムの反響はどうですか?
SNSを見ててもイブキの友達の多さを感じるよね。(笑)
おかげさまで。本当友達にも恵まれてて。(笑)
人徳ですね。
これからいっぱいチューブを咥えて、鍵盤を弾いて、おもしろいことやっていくんでPHONK GEEをこれからもよろしくお願いします!
PHONK GEE Profile.
プロデューサー/トークボックスプレイヤー
https://www.instagram.com/phonkgee_juggrich/
札幌で生まれウェストコーストのファンキーなスタイルを軸にProduce、Talkbox、Mix&Mastering時にRapもこなすマルチな"G-FUNK"アーティストであるPHONK GEE。
16歳の時にNCBBをプロデュースしデビュー。メジャー作品のプロデュースなども多く手がけ、最近は活動の幅を徐々に広げRykey、Yellow Bucks、Mr.Low-D、Monaなど各地の有名アーティストとコラボし本場Californiaの人気チカーノラップグループ・SSOL等ともコラボリリースをしている。
15年に渡りプロデューサーとして活躍し今年9月に待望の1stアルバム"FUNKY SCHOOL"をリリースした。
プロデューサーだけではなくTalk Box Playerとして強烈な存在感をアピールしている。
今年春に1stアルバムをリリースした札幌の大所帯クルー"JUGG RICH"のブレーンメンバーでもある彼の動きはこれから入り一層強くファンクで再び世を騒がせる大胆不敵なものになっていくだろう。
Jazadocument Profile.
ラッパー/トラックメイカー
https://www.instagram.com/jazadocument/
https://twitter.com/Jazadocument
札幌を拠点に活動する1989年生まれのビートメイカー。 サンプリング主体のビートに定評があり、過去400曲以上のビートを全国のアーティストに提供。今も全国から提供依頼が相次いでいる。
自身が所属する札幌のクルー「Refugeecamp」ではMCとしても活動中。
アパレルブランド「DIAL」のスタッフも務める。
2014年冬にはDJ NOBU a.k.a. BOMBRUSH!の誘いにより、JASHWON, Lostface等が所属する日本最高峰のプロデューサーチーム「BCDMG」に加入を果たす。