よろしくお願いします！

3月ぐらいから、今年の夏に（アルバムを）出したいなぁっていうイメージはずっと持ってて。もともと既に出来上がっている曲も何曲かあって、それに肉付けするっていう形で新録を入れて出した、宣伝をしていなかったっていうこともあって突如リリースということになったんだけど。

自分の中ではこの日にリリースしたいっていうのは実は決まってて。

「様々な形の愛（私）」っていうことをアルバムを通してのテーマとして持っていて、それが俗にいうアルバムの中に込められているメッセージっていう部分ではありますね。

去年は日本全国どこもかしこもとても大変な状況下で、得体の知れないものと闘っている感があったと思う、生活を脅かされている人もたくさんいたし。ただ僕も音楽をやらないっていう選択肢はなかったので、この状況下で歌うとか、この状況を経験して思ったことを歌詞にする作業はしていて。リリースをせずにYouTubeで公開したことに関しては、もちろん聞いてもらいたいんだけど、YOUNG DAISの曲を聴くことにお金を払うよりも、それぞれ生活のためにお金が必要な時期であると強く感じていたので、一回フリーという形で公開したのが「tell-tale signs」と「俺らの8月 feat. LEF-T」「W.I.T feat. Ry-lax, Jason Vasara」です。

あ〜嬉しい！8月だしね！（収録日：2021年8月22日）
時期ものですよね（笑）

基本的にZOOMやテレワークが日常化してきている中、音楽をやる上で肌感で音楽が一緒にできるっていうことを重視したのと、そこをメインに考えていたので必然的に北海道のアーティストが多くなりましたね。
あとは、自分のキャリアよりも長い人って（今回参加してもらった）歌い手さんに関してはいなくて、自分の地元の自分がかっこいいなぁと思う人たちを客演に迎えて作りました。中にはもう北海道在住ではないアーティストもいるんですけど、そういう道産子達に協力してもらって出来上がった曲でありアルバムですね。

あの曲はMisterBeeがプロデュースしている曲で、いつもはDIG DA GOOD（YOUNG DAISが所属するレーベル）に所属するアーティストやプロデューサーと制作することが多かったんだけど、2020年になっていろんな人と音楽やってみたいなぁってなった時に、「今までずっと付き合いがあるのに一緒に音楽やったことないよね？」ってふと声をかけて。
作る時も「今日曲を作ります」っていう状態ではなく「今日遊ぼう」っていう感じで会いに行ってて、ビートが決まってこれで作ろうって回に、「僕も遊びに行きたい！」と言って遊びに来たのがEL＋CITYのJason Vasara。彼がVERSEを書いて収録されることになり。更にボリューム感を出したかったので「Jason Vasaraと俺にはない要素を持ってる人って誰？」ってなって、それでRy-laxにVERSEを蹴ってもらいました。

世代も正確にではないけど1世代ずつ離れている3人組だったんで、みんなが集まって一つの絵に収まるっていうのが形としてもいいなって思って、ミュージックビデオを撮りましょうってことで。

美瑛にあるダムがあるんですけど農業用のダムで秋になると水が全部なくなるんです。その状態が人が介入していない場所に感じられて、そういう部分に足を踏み入れて北海道らしさを演出できたらと思い許可をいただいて撮影をしました。

「今いるところから飛躍したい」っていう思いに関しては全員が共通している部分だったので、ああいうHOOKの歌詞になるんだけど、志として「いつか、必ず」っていう思いがあるんで。「W.I.T」というタイトルは、「Whatever It Takes」の頭文字をとっていて日本語にすると「何があろうとも、どんなことがあろうとも」っていう意味です。

ありがとうございます！MisterBeeのビートがとてもかっこいいです。

「嗚呼」はLIL'Jがプロデュースしてくれている曲で、5年前ぐらいからデモとしては出来上がっていたんだけど。実際にいただいているお手紙の内容を、今言ってくれたように朗読的に表現した曲なんです。
曲を聞いてくれれば内容はわかると思うんだけど、親が子に対する愛という部分で、全てが順風満帆とは中々行かない。このご時世、お父さんとお母さんが離婚したりっていうのはそんなにイレギュラーなことじゃない。シングルマザーの人もたくさんいるし。子供って僕らにとって未来じゃないですか？そういう部分で、必死にもがいている女性がいるってことを代弁する意味があるんじゃないかと思い。そういう現状に立たされている人に対して、近しい境遇の人がいることをシェアする事で幾分かでも元気になったらいいなって。あえて他の曲とは違うアプローチで今回アルバムに収録することを決めたっていう経緯があるんです。
これに関しては、デモ録りで録った声をそのまま使ってもらった。あの時の気持ちを、6年経って歌い直してもきっとその雰囲気は出ないので、声は6年前のまま、吐息も含めた状態で1曲に仕上げたいなぁって思った曲なんですよ。だから聴いてるとちょっと生々しかったりとか。

僕の中でも思い入れが強い曲です。

曲を作っていく作業に関してもやりたいことの一つだし、ラップをしていることで様々なチャンスを手に入れることができたから、これからも変わらずラップでいろんなことを表現したり、いろんな人と繋がるものとして、伝えていくべきことを伝える表現の一環としてやっていきたいなぁって。
すぐアルバム出しますよ！意気込み的には！

10月8日（金）に公開になる「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」という園子温監督のハリウッドデビュー作品です。主演をニコラス・ケイジが務める映画が公開になりますので、是非皆さんに観てもらいたいです。

いつもジャンルに関わらず北海道の情報を提供しているサイトで、北海道のことで知りたいことがあれば、そういった情報を知ることができる場所だと思います。その一つとしてYOUNG DAISも紹介していただいていると思うし、地産地消って僕の中でもすごく大切にしている思いなので、そういうことをNORTH NAVIさんがやってらっしゃることにリスペクトがあります。
僕もいち、NORTH NAVIユーザーとしてこういう場をもらっていることにすごく感謝するし、どんどんNORTH NAVIで有益な情報をみんなで共有して暮らしがもっと豊かになってったらいいなと思ってるんで、皆さん引き続きNORTH NAVIをチェックよろしくお願いします。