株式会社エコアース 代表取締役・堀本英明さんとNORTH NAVIライター・SERINAによる対談。
株式会社エコアースが展開する様々な事業と、堀本英明さんが起業したきっかけについてお聞きしました。

こんにちは!NORTH NAVIライターのSERINAです!本日は堀本英明さんについて、色々聞かせて頂けたらと思いますので、よろしくお願いします。

よろしくお願い致します。

お久しぶりです!

お久しぶりです。

それではまず、ご自身のプロフィール経歴紹介をお願いします。

はい。1976年生まれ、今年で46歳になります。
経歴としては高校卒業で旭川商業高等学校を卒業して、その後今はないんですけど士別信金という今は北星信金に変わっているんですけど、そこで4年間金融の仕事に携わって、その後全く畑違いの健康食品メーカーに9年働いて、そこで取締役を経験したりとか、海外勤務を経験した後、2008年に今のエコアースという会社を起業しました。

なるほど。海外はどちらに?

2005年に韓国のソウルに。

韓国に行ってたんですね!

トータルでいうと1年くらい行ったり来たりの、3ヶ月間ソウルに住んだって感じですね。
その後、2006年の2月からマレーシアに半年間住んで、その後半年間行ったり来たりという生活。

その半年間マレーシアに住んだキッカケっていうのは?それもお仕事ですか?

そうです。前職の健康食品屋さんの時にその海外担当という形で。

へぇ〜、凄い。英語も喋れるんですか?

ちょこっとできますよ。ただ当時は韓国語の方が自信ありましたね。
ただ今はその韓国語もほぼ忘れて...(笑)

なるほど。それから現在のエコアースに至るという感じですね。
では、次に起業を始めようと思ったキッカケを教えてください。

起業するキッカケは色々ありまして。サラリーマン時代に大変な仕事も多くあったので、辞めたいなぁとは思っていたというのが、まずは1つ大前提ベースでありまして、もう一つ、まぁプライベートなんですが、離婚が決まってたのでそれもあって。
その時に新しい仕事をするという形であるお客さんに電話をしたんですよ。その時にそのお客さんも健康食品屋さんだったんですが、電話をしたら「札幌の雪まつり会場で発電機を動かしてるんだよね」っていう話をしてて。"バイオディーゼル" っていうのがあって、居酒屋さんとかで使った油を回収して生成して燃料にして、その燃料で雪まつり会場の発電をしてるっていうことを聞いて。

へぇ〜!

私もそのバイオディーゼルってものをちょっと知ってて。「それ面白い」と思ってその人にお会いして、なんかこれはいけるんじゃないかなと思って。その時の仕事も辞めたかったし、離婚も決まってるから、まぁ稼がなくてもいいかなみたいなのと、ここでちょっと自分の一勝負と思って起業したというのがキッカケですね。

なるほど。ありがとうございます。
次に人生で1番大変だったや苦労した事があればお聞きしたいです。

正直多分色々経験をしたし、苦労な事もあったんですよ。ただ性格上忘れやすいので多分記憶が切り替わるんですよ。なんで今となっては楽しい経験なんですが、当時を思い浮かべるとやっぱり海外では苦労しましたね。
前職に韓国に3ヶ月間住んでいたんですけど、2ヶ月間家がなかったんですよ。事務所で泊まり込みという指示があって。でも、大家さんには「事務所に泊まったらダメだからね」って言われたので、寝る時はみんな帰ったふりをして、カーテンは全部真っ暗にして、そこで静かにバレないように生活したり。当時冬だったけどお湯がないからシャワーを浴びるのも水で浴びたりとかで。(笑)

もうサバイバルですね!(笑)

で、土日はその事務所が休みという程なので、日本でいったらスーパー銭湯みたいなサウナに泊まりに行ったりとか、そういう仕事じゃないことで苦労したというのが韓国での生活。ただまぁ人付き合いもすごく良かったので、楽しかった思い出に切り替わってくるし。

はい。

マレーシアに移動した時も、マレーシアは英語の世界だから営業をする時にどうしたらいいのかと思った時に、日本でいうタウンページのようなやつで日本企業っぽいところに電話をして「日本語できる人はいますか?」っていう営業から始める。そういうところが苦労したかなという思い出なんですが、今思えば頑張った、楽しかったという思い出だし。大変な思いはしてるんだけれども、全部その苦労があったから今があるのかもわからないけど。そんな感じですかね。

その韓国で生活してた時はご飯とかどうしていたんですか?

ご飯は自炊ではないですね。全部外食。

そうですよね!事務所で泊まる=ご飯作ったりとかもできないですよね。

そうなんだけど、なんか事務所で寝泊まりしてるから、朝になったらそのスタッフの人が朝ご飯を買ってきてくれたりとか。単身日本人だけの韓国人に囲まれてた生活で、今色んな感情がテレビとかでもあるけど、全然良い人たちばっかりだったなっていう印象しかないですね。

凄いですね!それが思い返すと1番大変だったという感じですね。ありがとうございます。
次に経営のことでもいいですし、個人的なことでもいいんですが、ご自身の中で何か日々心掛けてる事とかこれから考えてる事とかをお聞きしたいです。

経営でいうと常に「何かないかな?」っていうのは常にアンテナを張ってます。今の会社の現状維持だけをしてけば、多分停滞していくだろうなぁというのがわかるので、常にアンテナを張っているのを意識して動いてます。
それかさっきの起業じゃないですけど元々何かずっと考えていて、何かのキッカケでこれをやろうという風な今まで人生なので、だから常にアンテナを張るというのが、常にピリピリしていると言われればピリピリをしていて、何も仕事の事を考えてない時がないんじゃないかなというぐらい仕事人間になってるかもしれないですね。

なるほど。

そういう点では家族には迷惑をかけている可能性が大きいですけど、今は満足してないというか、将来の夢はたくさんありすぎるので、その将来の夢というか目標を叶えるために、常にアンテナを張るというのが多分自然にしている事で。
あとはただでは転ばないというのが多分根っこにあって、何かをしても損して得取れじゃないけど。例えば、それこそ昔(SERINAと)一緒に海外に仕事で行ったりとかした時も、その仕事をやりに行くんだけれども「他に何かないかな?」っていう一石二鳥じゃないけど。常に何かを得てやろうという感じで動いてるので今までは生き残ってこれたかなという感じはします。

そのアンテナの張り方っていうのは人と会って色々情報交換とかもあると思うんですけど、他にどういう事でアンテナ張ってますか?まぁ何かニュース見るとかなんか色々あると思うんですけど。

興味があることにまず調べたり聞いたりしようと思いますね。それで、聞いたりセミナーに出たり、誰か人から聞いたりした上で面白いか面白くないか、やりたいかやりたくないかの判断をしてるって感じですかね。

なるほど。そしてこれから考えている事は?

考えている事はもちろんこの会社をどんどん大きくするという形なんですけど、元々は先程言ったようにバイオディーゼルという天ぷら油を集めて燃料を作って売っているというのが初めの前身の会社で、その後、人材サービスをやったりしていたんですけど、それこそコロナ禍で売上も下がり...。
その要因というのが自分のやってる会社は全部ある意味では他力本願。油も居酒屋さんがコロナで営業中止になったら出ない。人材サービスも取引先としてホテルや工場があったんだけど、コロナで観光が止まるとそこの依頼がなくなります。工場も飲食店に繋がってる工場だったので、飲食店が止まると工場の稼働が止まる、とういう事はうちへの依頼がなくなるという形で売上がダウンしたので、このままじゃまずいなと思ってなんかないかなっていう風に探してた時に出会ったのが、この "わおん"(ペット共生型障がい者グループホーム)だったので。

はい。

これが障がい者向けのグループホーム。簡単に言うとみんなが住むシェアハウスのような形。まぁ寮というかそういうような形で障がい者の方向けのグループホームをやったんですよ。そのキッカケというのもやっぱり色んな点が繋がる。私の娘が目標としては獣医になりたい。だから犬飼いたいと。でも、犬とかは家の中で飼ったら匂うからダメと。(笑)

(笑)

じゃあうさぎなら匂わないと言っていたので、100歩譲って「うさぎならいいよ」ってことで、うさぎを飼いだしたのがまたキッカケで。動物が好きになって、色々探している時にこの "わおん" という業態に会って。
この "わおん" が何かっていうと、その障がい者の方の住まい提供。プラス空き家問題解決。プラス保護犬、保護猫の保護というかそういう動物愛護というのもあり、もちろんビジネスなので売上にも繋がるなっていうのもあったので、そのなんか全ての何か繋がって「じゃあこれをやってみよう!」となってこの福祉業界にまた飛び込んだというのがあって。

じゃあそれはもうキッカケは娘さんが大きいのもありますかね。

そうですね。まぁ後その裏としても、私起業するときに離婚してるんですけど、そちらの方に全然関係ないけど私の息子たちの弟がいて、その弟がなんか障がいがあるっていう風にちょっと聞いてるんですよ。だからゆくゆくなんか手助けできるかなという思いもちょっとだけあって、なんかそういうのが全部繋がってじゃあこの仕事やってたらいいんじゃないかなっていう感じで。

で、今に至る感じなんですね、凄い。

で、まぁ今後は福祉の仕事を伸ばしていきたいなという形で。それも今元々人材サービスってのもやってますが、今度は障がい者向けの人材サービスじゃないんですけど、就労継続支援B型というのもできたらいいなという風な形。そんなような今後的な仕事としては障がい者の福祉のビジネスを大きくしていきたいなというのが目標です。

なるほど。

その中には福祉の精神というのは元々のボランティア精神もゼロじゃできないと思うんですよ。そのボランティアというのでいうと、昔私ご当地ヒーローやってました。

リョウガですね!

はい。"龍神リョウガ"(旭川市のご当地キャラクター)をやってたので。その時もやはり福祉の障がいがある子供のところに2〜3箇所ぐらい回ってイベントをやったりとかをしてたので。

戦隊モノですよね?

そうですね、はい。詳しくは調べてみてください。(笑)来年が10周年らしいので。

あ、そうなんですね!

もう一度やりたいなというような体力と時間が持てば。それも福祉の一環なので。今度はその障がい者向けの子供たちにイベントというような形でできればいいなという気持ちは持ってますね。動けるか動けないかは年と相談をして。

堀本さんのその走り続けるポテンシャルっていうのはどこから生まれてますか?

楽しいと思うからかもしれないですね。一応起業するにしても何かビジネスをするにしても、多分失敗すると思ってやってないと思うので。成功したら変な話「お金持ちになれる」とか、そういう目標があるから走るのじゃないかなと。走り続けて失敗するってわかってるなら絶対走らないし、成功すると思ってるから走っていって、その成功した先を想像というか目標というか夢を見てるから走ってるいるのかなという風には思いますね。

なるほど。なんか将来的にはこうなりたいとか目標はたくさんあると思うんですけど、何かその中の一つを教えてもらえますか?

もう近い未来でいうと50歳で現場リタイアをして、常に1ヶ月毎に色んなところで生活をしていって、後は現場のスタッフとはZOOMとかLINEとかで繋がっていれば、現場さえ出なければどこにいてもいいので。

まぁそうですよね。

それこそソウルに行ったりマレーシアにいたり、ハワイにいたりとか、もちろん日本でもいいですし、転々として指示だけでやっていけるようにしたいなというのが目標ですね。

ありがとうございます。何か堀本さんの好きな言葉とか座右の銘みたいなのありますか?

座右の銘...。何でしょうね。多分改めて聞かれて考えた事ないいんですけど、多分気持ちの中が根本的にO型かな。

O型?

まぁ何とかなるさというか、考えてることが大雑把。だから何とかなるさって思うのかもしれない。

なるほど。

だから悩むけど悩まないというか、何とかなるしその時にというか、困った時に自然と誰かが助けてくれるという風に今までは生きてきているので。もちろんキッカケは自分かもしれないんですけど、何か困った時にどっかから光が差してくる。誰かが助けてくれたり、何かがあって発見したっていうのがあるので、だからやっていけてるのかなって気がします。

なるほど、ありがとうございます。後、エコアースの事業内容について色々あると思うので。

はい。大きく分けて3本となるんですが、まずはバイオマス燃料ビジネスが、天ぷら油とかの廃油を回収して、それをバイオディーゼルの原料として香港企業に販売をしてます。それが元々の仕事で、その中の一つとしては後は海外輸入としてパーム椰子殼というPKSと言われてるものの輸入をして販売っていうのもほんのちょっこっとやってます。2つ目の柱としては人材サービスという形で、ホテル関係ですとか工場とか農家とかに人を手配するというのが2つ目です。で、3つ目の柱としてやっているのが今回やった福祉事業という形の、今は障がい者向けのグループホームです。

はい、ありがとうございます!それでは最後になりますが、ノースナビをご覧の方に一言お願いします!

先程のお話に繋がるかわからないですけど、私は敵を作らないというか全員味方になってくれれば自分も成功すると思っているので、会った方に対して八方美人じゃないんですけど、何となく一生懸命仲良くなろうとしてしまうというか、する性格なので、もしこの番組を通してでもプライベートでもどこかでお会いできた時には是非仲良くしてご協力をお願いします。

よろしくお願いします!本日はお時間頂きありがとうございました!
堀本英明 Profile.
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株式会社エコアース 代表取締役
旭川商業高校卒業。
士別信金(現:北星信金)を4年勤務後、健康食品メーカーに9年勤務。
その後、2008年に株式会社エコアースを起業。
健康食品メーカーでは、取締役や海外勤務を経験。
【株式会社エコアース】公式サイト
SERINA Profile.

ライバー(配信者)としての活動経験もあり、配信ルームを完備したオフィスを札幌と旭川で展開する、ライブ配信プロダクションの、「LIVERS OFFICE エクスプロレ」の戦略、人事を担当。
一人一人の個性を活かして、活躍できるように、日々奮闘している。
また、はちみつの奥深さを学び、心を打たれ、手を汚さずに食べられるハニースティック「#8HONEY(エイトハニー)」を考案し、発売する。
いつでも食べられる便利さと美容、健康、料理にも。”北海道産純粋はちみつ”がポイント。
好奇心旺盛で知識欲、経験欲のかたまり。
野生的な直感を大切にして生きている。