「札幌ラーメン女子ズ」と、「餃子と麺 いせのじょう」石水孝治氏による対談
札幌市内に2店舗を構え、そして2021年11月に岩見沢市栗沢町で新店舗がオープンした「餃子と麺 いせのじょう」のラーメンについて「札幌ラーメン女子ズ」が迫る!
よろしくお願いします!
よろしくお願いします!
いせのじょうさんのラーメンについてのこだわりだとか、コンセプトについて教えてもらってもいいですか?
道産食材をなるべく使って作るっていうのが基本的なところなんですけど、コンセプトというと大衆的な感じで、皆さんに食べてもらえるようなラーメンを提供するっていうところが主に考えてることですね。
お店の雰囲気がとってもいいですよね。大衆的な感じと!(笑)
ありがとうございます。(笑)
カウンターの味がある感じがとても好きです!
ラーメンはオススメのメニューは?
基本醤油味がメインなので、自家製の唐辛子を使った「辛口白菜ラーメン」っていうのを一番オススメはしているんですけど、辛いの苦手な方は同じ醤油ベースの醤油ラーメンから、すりおろした生姜を入れた生姜ラーメンまで、基本的にはあっさりとした商品をオススメしてますね。
結構メニューも幅広いですよね?
そうですね。まぁ言ってしまえば全部醤油で、基本形のベースが一緒なので、それに何かを足したりとか、少し手を加えたりといった感じで工夫しながら出しているので、そこまで多い感覚はないですね。
味噌ラーメンが限定じゃなくなったのは知らなかったので、非常に嬉しく思っています!(笑)
ありがとうございます。(笑)
2年くらい前に初めていせのじょうさんで味噌ラーメン食べさせてもらって、私はどっちかっていうとニンニクがめちゃめちゃ効いた "THEさっぽろ味噌ラーメン" みたいなのが好きなんですけど、こんな優しい味噌ラーメンはあるのかと思って!(笑)すごく感動したのは覚えてます。
そうですね。味噌ラーメンって基本的に「食べた!」っていう印象が強いものが多いと思うんですけど、十勝の大豆を使った、十勝で作った味噌を使って、うちっぽくあっさりと仕上げたいなっていうことで、あんまり濃くなく作ってみました。
食べた時に、私少食なんですけど本当に2杯食べれると思いました!(笑)
2杯食べれるくらい美味しかったです!(笑)
なるほど。(笑)
ラーメン屋さんになろうと思ったきっかけとかってなんですか?
たまたま僕が製麺会社に務めまして、その時に今使っている製法の麺を、商品として僕が販売をしていたんですね。で、その麺を使ったラーメン屋さんが当時なかったので、それで「自分でやろうかな」っていうことで自分で初めてみました。
その麺に対するこだわりとかって何かありますか?
まぁ格好良く言えばそうなっちゃうんですけど。その勤めた会社の商品だったりとか、もうちょっと皆さんに知ってもらっていいんじゃないいかなっていう思いが強かったので。それがきっかけですね。
それに合うスープもこだわりが...?
まぁ、さっきも言った通りどうしてもラーメンってこう「こう食べた!」って印象のものが多い中で、麺が気に入ってるものに対して、スープも味が濃くてもいいとは思ったんですけど。でも、少しでも麺のことを食べてわかってもらえたらと思ったら、やっぱりあっさりしたもの、食べやすいスープの方がいいかなということで作ってます。
完全に麺が主役っていう感じですか?
そうですね。結局ラーメンって何を主に食べるかっていうと麺だったりすると思うんで、やっぱり麺にもしっかり味があるんだということは食べ手にもやっぱり伝えた方がいいかなとは思いました。
なるほど。
結構定期的に限定メニューとかやられてると思うんすけど、限定メニューを考える時ってどうやって考えてるんですか?
まぁ、そんなに根詰めてって感じではなく、こういうの食べたいなとか、そういうのを何回か作ってみて「これ美味しいな!」って思う時にそのものを出すっていう。テーマを決めてっていうよりも、その時の気持ちだったりとか、そういうのを優先してますね。(笑)
かなり種類ありますよね?今までに。
出したものはある程度はあるかもしれないんですけど、じゃあリピートしたものがあるかってなると...。(笑)
そこまでないのが現状かもしれないですね。
同じ限定は出ない?
そうです!そうです!
え〜!じゃあちょっと食べ逃したのがあるかもしれない感じなんですね!(笑)
まぁ前やった限定のものを作りたいけど、タイミングがわからないっていうところですね。(笑)
(笑)
あの、先月やってた辛口のラーメンはすごい食べたかったです!
あれはもう僕がオープンしてからほぼ毎年夏に出してます。
じゃあ毎年食べれるんですね!
そうなんです。普段使ってない僕らが作った唐辛子が採れるフレッシュな時だけ限定で出すっていう。なので、その唐辛子があるうちはやるんですよね。なくなったら終わりなんですけど。
辛いものすごく好きで、結構どこまでも辛くてもいけちゃうんですけど...。
はい、絶対おすすめですね。
やっぱり唐辛子によって全然味違ったりするじゃないですか?
結構辛味噌ラーメンとか出してるところでも、辛くしようとして調味料入れるとしょっぱくなっちゃったりとかしてるところがすごく多い印象なんですけど、やっぱりいい唐辛子を使ってるお店って本当に最後まで美味しいんですよね!(笑)
あんまりただ辛いだけでなくて、辛いんだけど、辛さが少し引いてくれるような感じのものをうちとしてはなるべく出したいというか。
うんうん。
ずっと辛さが残っちゃうと、辛さだけで味がわかんなくなっちゃうなぁと思って。
来年はじゃあぜひ食べさせていただきます。(笑)
ぜひ!よろしくお願いします。8月の終わりには出てるかなと思います。
わかりました!(笑)じゃあ来年は食べたいと思います。
ラーメンだけじゃなくて餃子もおすすめなんですよね。
そうですね。餃子もラーメンと同じように食べてもらおうという気持ちで名前もつけてるんですけど。餃子はお肉も千歳産のものを使ったりとか、キャベツもできる限り道産のものだったり。
皮についても全部道産小麦のものを特注でお願いしているので。そういった部分も含めて一度は食べてもらいたいですね。
ポスターを見てぜひ買って帰りたいと思いました!(笑)
はい、よろしくお願いします。(笑)
それ以外にも調味料なんかも。三升漬けとか。
三升漬けとかラー油ですね。三升漬けも唐辛子が自分達で作ったものだったり、ラー油に使ってる唐辛子も全て僕らが作ったもので作ってるので、その辺も是非。家で食べても、ここで食べるのと全く同じものなので。
へぇ〜!大好きなんですよ。三升漬けもラー油も。(笑)
あぁ〜、三升漬け好きな方っていそうでいないんですよ。
そうなんですか?私結構好きですね!
最近若い方も買ってますね。どういう風に食べてるか聞いてみたいくらい。(笑)
(笑)
何に付けてもいいんじゃないんですか?お豆腐とかにちょっとのせてもいいし、ご飯のお供にもいいし。そういう万能調味料みたいなのすごく好きなんですよね!一緒に餃子を食べたいです。(笑)
昔から来てくれてるお客さんが白菜ラーメンを食べるんですね。白菜ラーメンには揚げた唐辛子と、その時潰した揚げてない唐辛子が何個か入ってて、それを最後まで残しておいて餃子と一緒にその唐辛子をのせて食べてるんですよね。それが美味しいんだと。
通ですね!(笑)
ものすごい満面の笑みで帰っていきますよ!(笑)
へぇ〜!(笑)
色んな食べ方があるなぁと。(笑)
すごい!常連さんだからこそ生まれた裏技的な食べ方ですよね!(笑)
辛くてよけてるのかなって思ったんですけど、餃子の上に乗せて食べるのも「あぁ〜、そういう食べ方もあるんだな」と。(笑)
すご〜い!面白い!
特にこの揚げてある唐辛子なんですけど、それが合うみたいですね。
どうやって思いついたんでしょうね!すごいですね!(笑)
ええ、そうですね!なんか、今度聞いてみます。たまたまだと思いますけど。(笑)
すごい。私もやってみたいと思います。(笑)
今こちらの本店さんと、桑園の方にと、(2021年)11月から新しく栗沢(岩見沢市)の方にオープンされたということで、今後のお店はどうしていく予定ですか?
結構「これからどうするの?」とか聞かれたりする事はあるんですけど。やっぱり今いるスタッフも含めて、僕らが基本的に生活していける状況を作るっていうのが第一で、ただ店舗展開しようとかそういう感覚ではなくて。 今回の栗沢のお店は、たまたまそういった地域にテナントがあったのもそうなんですけど、僕らがやってきた畑だったり、そういう事をできる環境が近くにあったりとか、周りに農家さん達もいて色々勉強になる環境もあったりとか。農家があるって事は食材もあるので、そういったものでなんか自分達にとっても勉強になったり、食材だったら自分達が活用できるものがあったりっていう。
自分達がお店をやってる上で必要である環境で、僕達もそこで勉強させてもらいながらお店とかのクオリティーを少しでも上げれたらいいなぁって思ってやってますね。
食材にもこだわってっていうところですね。
そうですね。もの凄い高いものだとか、高級な事をするとかではなく、最終的に僕らは日常的に使ってもらえるお店をやっていくっていうテーマがあるので。どうしても人って中心部にばっかり目が向きがちだと思うんですよ。僕も地元が深川の方なんですけど、やっぱり地方で頑張ってる農家さん達もたくさんいて、その人達がいるからこそ僕が札幌でやってるお店が成り立っていたりもする訳で。
そういった事も踏まえて一度地方に出て、そういった人達の側で勉強させてもらいながら、お店をやっていくっていうのも一つの方法だなって思ってるんですよね。それで栗沢でお店をやっているっていうところですね。
ぜひ新店もお邪魔してみたいなと思っているんですが、どのお店もコンセプト的には同じですか?
そうですね。店内も含めて大体こういった雰囲気っていうか。良く言えば昭和、レトロっぽい感じですね。
すごい早い段階で行ってみたいと思います。(笑)
はい。あの、慣れた頃に来て頂ければ!(笑)
(笑)
プライベートとかは、まぁお休みの日とかもあると思うんですが、どんな事されてますか?
最近は休みという休みがなかなかないんですけど...、銭湯に行ったりとかですかね?(笑)
釣りとかそういうのも行きたいいんですけど、あっという間に夏も終わってしまい...。
忙しいですもんね!新店立ち上げるとなるとやっぱりハードなんですか?
そうですね。(2021年の)8月からやってたのかな?それでどうしても。しかも今年はコロナでね。
そうですね。
一昨年、去年となかなか思うように出れない感じだったので、今年こそは。(笑)
釣りに?(笑)
釣りと、あとは温泉巡りがしたいですね!(笑)
そうですね〜。私も温泉巡り大好きで、銭湯とかも大好きなので。行きたい時に行けないっていうのはちょっとストレスな時期が続きましたよね。
本当に。みんなが大変な時期で。
でもお店も大変だったんじゃないんですか?
まぁ、大変じゃないって言ったら嘘になるんですけど、でも今まで来て頂いてる方に支えられて、なんとかここ2年くらいはやれてはきたんで、まぁなんとかなると思います。(笑)
よかったです!(笑)
最後にNORTH NAVIを観ている皆さんにメッセージをお願いします!
来たことある方も来たことない方も、まぁ一度、また思い出した時に来ていただければと。ぜひお待ちしてますので。
私も食べたいラーメンが沢山見つかったので、ぜひ新店含めてお邪魔したいと思います!
ありがとうございました!
ありがとうございました!
石水 孝治 Profile.
1976年生まれ。深川市出身。
2008年、「餃子と麺 いせのじょう」オープン。
2019年、「餃子と麺 いせのじょう 桑園高架下店」オープン。
2021年、「餃子と麺 いせのじょう 栗沢店」オープン。
「餃子と麺 いせのじょう」掲載ページはこちら
札幌ラーメン女子ズ Profile.
Instagramで札幌の味噌ラーメンを中心に投稿し、現在投稿数は300件を超え、今注目を集めているラーメンを愛する女子達によるアカウント「札幌ラーメン女子ズ」。
女子目線の的確なコメントが話題を呼び、フォロワーは9,000人を超え、北海道のラーメンを中心に道外のラーメンも紹介している。