プロスノーボーダー・松井 克師氏とムラサキスポーツ 北海道東北エリアマネージャー・柴田 裕司氏による対談。【後編】
2021.08.23

【前編】はこちら
https://northnavi.jp/interview/691

ムラサキスポーツの今後のビジョンについて

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

今までのムラサキスポーツの歴史がある中で、札幌のムラサキスポーツがこうなっていけばいいなぁっていう当時のビジョンはあったの?

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

「2年で北海道にサーフィン広めて戻ってこいよ」って言われてきたんだけど、2年で終わる訳がなかったのよ。だってそもそも広いし、フィールド山ほどあるし、いろんな人物いるし!

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

そうだよね。

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

そうこうしている間に店長になって(しまい...)。 僕が茅ヶ崎の先輩に教えてもらったアクションスポーツって、スケートボードもスノーボードもサーフィンもそれぞれが密接にリンクしていて、カルチャーも近くてね。それらを全部網羅して伝えることをしたくて。これがビジョンみたいなものかな?
そのためには、あれもこれもできるスタッフになることを求められるようになってきて…。だから、自分は全部やらなきゃ!って思った。そしてまずは、それぞれのシーンを盛り上げたくてね。
手始めに当時盛り上がってた“大会”やって盛上げよう!ってスノーの大会やってみたり。 スケートボードはパークがないからパーク作ろう!のグループに入って盛り上げよう!ってBMXやインラインのメンバーと大会やったり。
音楽と波乗り絡めなきゃ!って波フェスみたいなビーチイベントやったり。札幌国際の試乗会もDJでKEIZIくんに来てもらったり!
他にもいろんな方に協力してもらって楽しくやってきました! そして、色々やって、そんなことやってたらあっとゆう間に5年、10年経っちゃって。

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

(笑)

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

だからビジョンで言うと、街(カルチャー)とフィールド(アクションスポーツ)を繋げるみたいなそういうことだと思って。うちは単一スポーツのプロショップじゃないから、アクションスポーツ入り口になればいいかなぁと思っててそれを徹底してやっていきたい。

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

うん。

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

今はもう(横乗りは)不良のオヤジの遊びからスポーツになっているから。そもそも俺が入ったときのムラサキスポーツはスポーツというより遊びアイテム提案みたいな感じだったから。

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

そうだよね。スポーツショップではなかったからね。

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

ムラスポは発祥がアメ横なんだけど、最初は革ジャンとかデニムとか売ってて。中田商店(上野アメ横の老舗ミリタリーショップ)みたいな。

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

スケート、スノー、サーフとかじゃなかったんだ!

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

全然違う!その中でスキーやってた流れでローラースケート始めて、スケートボードが流行って。70年代後半から80年代ぐらいだったかな。

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

そうだったんだ!

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

その時、スケートボード買って原宿のホコテンにジャンプランプがあってやってみたんだけどさ。さっきのスノーボードの話じゃないけど初めてのやつがそんなことできるわけないじゃん?転んでズタズタになって帰ってきたよね(笑)

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

でも怪我はしなかったんだ!

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

したよ!(笑)骨折とかはしなかったけど、原宿で調子に乗って買った服がその日にダメになるっていうね(笑)

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

スケートボードに関してはほんと簡単に骨折るじゃん?(笑) 今までやってきて骨折はしてこなかったからラッキーだなって思ってたけど、最後にデカいのやったからさ。札大のボウルで肩持ってかれてそのまま手術することになったけど(笑)

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

やったね(笑)でも怪我は毎年じゃない?

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

俺怪我なんてしたことないよ!(笑)

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

(松井氏は)「怪我のデパート」ってウィキペディアに書いてあったでしょ!(笑)

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

ね〜(笑)手術の回数は2桁超えたね!

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

死ぬこと以外はなんだっけ?

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

死ぬこと以外はかすり傷(笑)
怪我はライフスタイルだから(笑)

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

最近ライフスタイル忘れてない?(笑)

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

これ以上やったら奥さんに怒られるから(笑)

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

(笑)


北海道 札幌 ムラサキスポーツ


松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

ちょっと話がぶっ飛んじゃったけど。一番長くムラサキスポーツに関わっている柴田マネージャーの今後の北海道スタイルのムラサキスポーツについてビジョンを聞きたかったんですけど。

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

今年は夏にオリンピックがあって、年度で言えば冬にスノーボードとかのオリンピックもあるっていうすごい年じゃない?
アクションスポーツをスポーツとして、カルチャーとして、ファンに、コアに、と様々な方がいると思うのだけど、そんな人達にも、そしてこれから始めるであろう人達にも、いろんな人が誰でも使える“インフラ的”にムラサキスポーツがなれればいいな、って思う。アクションスポーツ界のコンビニ?みたいな感じ。

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

最初に叩く扉じゃないけど一番入りやすいってところね。

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

今はネットもあるからすごく入りやすいと思う。知りたいことはなんでも知れるし。ただ聞いてもらったり、細かな答えあわせをするところがないんじゃないかな?

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

そうだね。やっぱショップに行ってそういうのを聞いたタイミングで自分がどういうものを選べばいいかとか、ネットでなんとなく金額だけ見て買うだけだと、自分にとってどれがあってるギアだとかっていうのがわかんないと思うんだよね。
そういう意味ではショップに顔出して買う方がいいモノのを選べるっていうのはあるかな。

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

そうそう。一番入りやすくて、ずっとその人が続けやすい場所でありたいね。ずっとムラスポを使ってもらう事にならなくても、それはそれで全然良くて、その人に合ったアクションスポーツのライフスタイルを続けてもらえる使い勝手の良いお店であれれば嬉しい。そのお手伝いができればと思っています。

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

そのお店のサポートを僕ができればいいなぁって思ってます(笑)

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

松井君がいてくれてこういう繋がりができてるから。ライダーさんだけじゃないけど、アーティストさんもそうだし、ショップやられてる方も、カルチャー作ってくれてる方々だったり。そんなつながり作ってくれていることに感謝。
道外のスタッフにもよく言われるんけど、北海道は特に横の繋がりが強いよね、って。

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

スノーボードとかサーフィンとかスケートボードとか、遊びの中で繋がってる繋がりだから幅広くどんどん広がっていった感じだよね。

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

サーフィンしかやりません、とか、スノーボードしかやりません、とかっていう人少なくなってきたよね?それを作ってきたのもカッチの番組の影響もすごくあるんじゃない?

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

番組やらせてもらった10年の中で、人との繋がりはすごくあったと思うし、そこから新しいものを見せてもらったりっていうのも感謝しなきゃって思ってますね。

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

最近はそういった、アーティストさんやショップの方とかも始める人が増えてきて、だんだん周りで増えてくるのを間近でみてきたんじゃない?

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

確かにね。ここ1,2年のコロナの中で室内ものより野外のものがいいってことで、ちょっと増えてきたっていうのは感じてますね。

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

そうだね。それで言うと、このタイミングで話す話ではないくらいまともな話なんだけどね(笑)、ルールとマナーの話。拡散力はある方なお店としてルール&マナーの啓蒙もやらなきゃ!って責務もあるかな。
今のお店のスタッフは若いスタッフもいて、僕らの子供と同然の世代。そのメンバーとも一緒に遊びながらルール・マナーを学んでいかないと。(アクションスポーツ人口が)増えすぎることによって、やる場所なくなっちゃう、とか、他の人に迷惑がかかるって言うのは嫌だしね。

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

ルール&マナーをちゃんと把握してもらいながら楽しいことをやっていきたいですね。
今年の春からPIVOT店のムラサキスポーツがPARCOに移転してまたリスタートと言うことになり、札幌で平岡店、発寒店合わせ3店舗、そして、道内の旭川店や苫小牧店の、合わせて5店舗、このムラサキスポーツが、このあと、どんな発展をしていくのか?をみていきたいと思うのでぜひ今後もよろしくお願いします。

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

NORTH NAVIを見ている皆さんにもそっぽ向かれないように頑張りますので(笑)

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

あと何かムラサキスポーツ的に言いたいことはない?

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

あのね、ずっと言おうと思ってたんだけど「ムラサキスポーツのサービス半端ねぇ!」っていってもらえるサービスができるお店を目指す!これ言わなきゃいけないと思いつつ忘れてた(笑)

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

なるほど!(笑)でもやっぱり俺もありえないサービスやってるなって言うのを肌で感じることもあるんだよね!
例えばスノーボードを買っていただいたお客様に小さいムラサキスポーツのステッカー(ワランティーステッカー)を貼ってもらうんだけど、そのステッカーを貼っている人はいつ行ってもワックスをタダで塗ってくれるっていう!永久保証(笑)

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

これ、実は俺が会社のルールをちょっと拡大して、こっそりやり始めたの!

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

ヤベっ、言っちゃった!(笑)北海道だけなの!?

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

今は全国の標準のサービスになってるから大丈夫!

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

余計な事言ったかと思った!(笑)

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

今はネットがあってお店にくる理由って少なくなってきてるでしょ?だけど人が作ってるもので、人が売ってるもので、人と楽しむものだから、お店は多分ずっとこの先も存在し続けるんだろうなぁって思ってるし。だけど、何にも用のないお店にはほんと行かなくなっちゃうから。「あそこに行ったらこういう話しを聞けるよね」とか、「こんなことしてくれるよね」って必要とされるお店になっていかないとだよね。

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

そのサービスのおかげでコミュニケーションも取れるし。

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

と、いう事で、これからは今までにないようなサービスをもっと作んなきゃな、って、頑張らなきゃなわけです。

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

お店にきたらPARCOの上でご飯食べれる券とか(笑)

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

あ〜、それ、やり過ぎなやつ(笑)
でも、そういう好きで、ついやっちゃうタイプだからやめて(笑)

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

まぁ、これから作っていくってことですね!

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

これからの時代、ネットとの融合とか色々含めてね!「ムラサキスポーツのサービス半端ねぇ」って、さっき僕が思ってるかのように言いましたけど、実は今、会社全体で言ってること。(笑)こんな風に思ってもらえるサービスを色々作っていきます。

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

アイディアがあれば僕の方からも提供させていただこうかなぁと思います(笑)

柴田 裕司 ムラサキスポーツ
柴田

なんかめっちゃ怖いんですけど(笑)

松井 克師 ムラサキスポーツ
松井

みんながハッピーになれるようなサービスがいいですよね!


【前編】はこちら
https://northnavi.jp/interview/691

松井 克師 Profile.

松井克師 ムラサキスポーツ

プロスノーボーダー

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SALOMON、OAKLEY、SUUNTO、ムラサキスポーツ、ガリウムWAX、Goldwin、Oren’ge、ASHRAM、un-fin

1995 JSBA公認 日本アマチュアランキング2位
アマチュアランキング2位でプロの大会に出る権利をもらい、翌年のプロ戦で9位
1996 JSBA公認 プロ昇格
1997 TRUST6MEDIA スノーボードムービー設立
世界的に認めらられる北海道の雪、そこでの映像制作、出演をし続ける
2002〜2012 北海道テレビ(HTB) NO MATTER BOARD にMCとして出演
10年間番組MCとして、日本や海外での撮影、出演
2014 ヨコノリ少年団設立
ヨコノリ少年団団長として、ヨコノリキッズの育成。冬はばんけいスキー場、ダイナスティスキー場、キャンモアスキー場、札幌国際スキー場でのレッスン。
夏は札幌キングスやb.SAPなどで人工芝でスノーボードができるジャンプレッスンを行っている。

柴田 裕司 Profile.

柴田 裕司 ムラサキスポーツ

ムラサキスポーツ 北海道東北エリアマネージャー

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1971年生まれ。
1995年 東海大学海洋学部卒業。
1995年 株式会社ムラサキスポーツ入社。
1996年 札幌PIVOT店に勤務。
1998年 サッポロファクトリー店勤務。
2006年 イオン札幌発寒店勤務。
2016~2020年 仙台店舗。

2020年4月より札幌に戻り今に至る。

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